「家庭菜園を始めたいけど、何を買えばいいの?」
ホームセンターの園芸コーナーには見たことのない道具がずらりと並んでいて、何を選べばよいか迷ってしまいますよね。あれもこれもと買い込んで、結局使わない道具が増えてしまうのもよくある話です。
- 何から買えばいいか分からない
- 道具をそろえるとお金がかかりそう
- 買ったのに使わなかったらもったいない

とりあえず全部そろえたほうがいいのかな?

最初に必要なのは、たった3つだけですよ。
私は自宅の庭で、玉ねぎとさつまいもを交互に育てています。道具は、使いながら少しずつ買い足してきました。
実際にやってみて分かったのは、最初からたくさんそろえる必要はないということです。安い道具で失敗したこともありますが、そのぶん選び方のコツも分かってきました。
この記事では、私が実際に使っている道具を写真つきで紹介します。値段の目安や、最初は買わなくていい道具もあわせてまとめています。
- 最初にそろえる道具3つと選び方
- 路地栽培で使う道具
- プランター栽培で使う道具
- あると便利な道具と、最初は買わなくていい道具
最初の道具は3つだけ

家庭菜園を始めるのに、最初に必要な道具は3つだけです。
この3つがあれば、プランターでも庭の土でも、玉ねぎとさつまいもの栽培を始められます。
合わせて1,000〜3,000円ほどでそろいます。
- 移植ゴテ(小さなスコップ)
- ジョウロ
- 軍手
移植ゴテの選び方
移植ゴテは、苗を植える穴を掘ったり、土を混ぜたりするときに使う小さなスコップです。
家庭菜園でいちばん出番の多い道具で、これ1本でたいていの作業ができます。
- 先がとがったものは穴を掘りやすい
- ステンレス製はさびにくく長く使える
- 全体の長さは30cm前後が扱いやすい
私は最初、100円ショップの移植ゴテを使っていましたが、1年で先が曲がってしまいました。毎年使う道具なので、少し値段が上がってもしっかりしたものを選ぶのがおすすめです。
ジョウロの選び方
ジョウロは、苗を植えた直後の水やりに使います。
玉ねぎもさつまいもも、地植えなら植え付け直後にたっぷり水をあげれば、あとはほとんど雨まかせで育ちます。つまり、ジョウロの出番はそれほど多くありません。
- 容量は3〜5リットルが扱いやすい
- 先のシャワー部分が外せると便利
- プラスチック製の軽いものが初心者向け
最初から高いものを買う必要はなく、持ちやすい大きさのものを選べば十分です。
軍手の選び方
土いじりに手袋は欠かせません。
土の中にはとがった石や小さな虫が混ざっていることもあるので、手を守るためにも必ず使いましょう。
| 種類 | 向いている場面 |
|---|---|
| 軍手 | ふだんの作業。通気性がよく夏でも使いやすい |
| ゴム引き軍手 | 湿った土を触るとき。土がしみ込まない |
| 薄手のゴム手袋 | 苗を扱うなどの細かい作業 |
私はふだんは軍手、雨上がりの湿った土を触るときはゴム引き軍手と使い分けています。最初は軍手1組で十分です。
路地栽培で使う道具

庭の土に直接植える路地栽培では、もう少し本格的な道具があると作業がぐっとラクになります。
移植ゴテだけで固い庭の土を耕すのは、正直かなり大変です。
ただし、最初から全部そろえる必要はありません。庭の土の状態を見ながら、必要なものから買い足していきましょう。
| 道具 | 値段の目安 | 必要なとき |
|---|---|---|
| 平鍬 | 1,500〜3,000円 | 路地栽培ならまず1本 |
| 備中鍬 | 2,000〜4,000円 | 土が固いときだけ |
| 大きいスコップ | 1,000〜2,500円 | さつまいもの収穫や土を運ぶとき |
※値段はお店や商品によって変わります。
平鍬の選び方と使い方
平鍬は、土を耕す・畝を立てる・土をならすと、幅広く使える基本の道具です。
- 柄の長さは120〜150cmほどが扱いやすい
- 刃の幅は15〜18cmほどが家庭菜園向き
- 刃を斜めに入れて手前に引くように土を起こす
最初は重く感じるかもしれませんが、慣れると移植ゴテよりずっと早く作業が進みます。
備中鍬が必要なとき
備中鍬は、先が3〜4本に分かれたフォークのような形の鍬です。

固くなった土を深く耕すのが得意で、平鍬では刃が入らないような土でもしっかり掘り起こせます。
- 初めて畑にする庭の土
- 長いあいだ放置されていた固い土
- 粘土質で平鍬に土がくっつく土
私も最初の年は平鍬だけで挑戦し、土が固すぎて刃が全然入らず苦労しました。次の年に備中鍬を使ったら、同じ作業が半分の時間で終わったほどです。
大きいスコップの出番
移植ゴテは小さな穴を掘るのに向いていますが、大きな作業には大きいスコップが便利です。
特にさつまいもの収穫では、移植ゴテだと芋を傷つけてしまうことがあります。大きいスコップで根元から大きく掘り起こすと、きれいな状態で収穫できます。
- 先が角型なら土をすくいやすい
- 先がとがった剣型なら固い土に差し込みやすい
- 柄は100cm前後なら立ったまま使える
鍬を使った土づくりの手順は、【植え付け4週間前から】玉ねぎの土づくり3ステップと肥料の量で紹介しています。
プランター栽培で使う道具

庭にスペースがない場合や、ベランダや玄関先で育てたい場合はプランター栽培がおすすめです。
プランター栽培で大切なのは、育てる野菜に合った大きさのプランターを選ぶことです。
特にさつまいもは、深さのあるプランターを選ばないと芋が太りません。
| 道具 | 値段の目安 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| 横長プランター(玉ねぎ用) | 500〜1,500円 | 容量20L以上 |
| 深型プランター(さつまいも用) | 1,500〜3,000円 | 深さ30cm以上・容量20L以上 |
| 培養土 | 500〜1,000円 | さつまいもは肥料の少ないものを |
| プランタースタンド | 1,000〜3,000円 | なくてもよいが水はけがよくなる |
プランターの大きさの選び方
プランターは、育てる野菜によって向いている形が違います。
| 玉ねぎ | さつまいも | |
|---|---|---|
| 形 | 横長・浅め | 深型・大きめ |
| 深さ | 20cm以上 | 30cm以上 |
| 容量 | 20L以上 | 20L以上(大きいほど育てやすい) |
玉ねぎは根が深く張らないので、横に広いプランターに10〜15cm間隔で植えられます。さつまいもは土の中で芋を太らせるので、何より深さが大切です。
プランターには大きさの書かれたラベルがついているので、買う前に深さと容量を必ず確認してください。

培養土の選び方
プランター栽培では、庭の土ではなく市販の培養土を使うのが基本です。
玉ねぎなら、市販の野菜用培養土で問題ありません。肥料入りのものを選べば、元肥を別に用意する必要もありません。
さつまいもは肥料が多いと葉やつるばかり茂る「つるぼけ」になるので、肥料の少ない培養土を選び、元肥は足さないようにします。
プランタースタンドがあると便利
プランタースタンドは、プランターを地面から少し浮かせて置くための台です。
- 底に空間ができて水はけがよくなる
- ナメクジやアリなどの虫が入りにくくなる
- キャスター付きなら日当たりのよい場所へ動かせる
必須ではありませんが、大きなさつまいも用のプランターを置くなら、重さに耐えられるものを選んでください。
あると管理がラクになる道具

ここからは、なくても育てられるけれど、あると管理がぐっとラクになる道具です。
反対に、売り場で見ると欲しくなるけれど、玉ねぎとさつまいもには最初はいらない道具もあります。
迷ったら、不便を感じたときが買いどきと考えるのがおすすめです。
- マルチシートで雑草を防ぐ
- 玉ねぎとさつまいもに支柱はいらない
- 最初は買わなくていい道具もある
マルチシートで雑草を防ぐ
マルチシートは、畝の表面を覆う黒いビニールのシートです。
- 雑草が生えにくくなる
- 冬の地温が上がる
- 土の乾燥や泥はねを防ぐ
玉ねぎは植えてから収穫まで半年以上かかるので、マルチがないと冬の間に雑草がどんどん生えてきます。私は黒いマルチを張り、マルチカッターで穴を開けて苗を植えています。
さつまいもでのマルチの使い方は、さつまいも栽培はマルチを使用するで紹介しています。
玉ねぎとさつまいもに支柱はいらない
道具の紹介でよく出てくる支柱ですが、玉ねぎとさつまいもには必要ありません。
支柱がいるのは、きゅうりやトマトのように茎やつるが上へ伸びる野菜です。玉ねぎは土の中で玉が太り、さつまいものつるは地面をはうように広がります。
ほかの野菜に挑戦したくなったときに、買えば十分です。
最初は買わなくていい道具
玉ねぎとさつまいもを育てるだけなら、次の道具は最初はいりません。
| 道具 | 最初はいらない理由 |
|---|---|
| 支柱 | つるや茎が上へ伸びる野菜用 |
| 草取り専用の道具 | マルチを張れば雑草が減る |
| 噴霧器 | 薬を頻繁にまく人向け |
| 電動の耕うん機 | 小さな庭なら鍬で十分 |
| 温度計・湿度計 | 最初は季節の感覚で十分 |
使ってみて「これがあったら便利そう」と気づいてから買っても、遅くはありません。
道具のよくある質問

最後に、道具選びでよくある疑問をまとめました。
私自身が道具をそろえるときに迷ったことばかりです。
気になる項目だけ読んでいただければ大丈夫です。
100円ショップの道具でもよいか
軍手などの消耗品は、100円ショップのもので十分です。
ただし移植ゴテは、私の場合1年で先が曲がってしまいました。
毎年使う道具は、ステンレス製などしっかりしたものを選ぶほうが結果的に長持ちします。
道具はどこで買えばよいか
最初はホームセンターで買うのがおすすめです。
鍬やスコップは、実際に持ってみると重さや柄の長さが自分に合うかどうかが分かります。
同じものを買い足すときや重いものを買うときは、通販を使うと運ぶ手間が省けます。
道具の手入れ方法
使い終わったら、土を落としてからしっかり乾かしてしまいます。
土がついたまま置いておくと、さびや傷みの原因になるからです。
ほんのひと手間ですが、道具を長く使うためにはいちばん大切なことです。
予算はどれくらい見ておけばよいか
最初の3つ(移植ゴテ・ジョウロ・軍手)なら、1,000〜3,000円ほどでそろいます。
路地栽培で平鍬を足すなら、さらに1,500〜3,000円ほどが目安です。
一度そろえれば毎年使えるので、2年目からは道具代はほとんどかかりません。
一度に全部そろえるべきか
一度にそろえる必要はありません。
私も、平鍬で苦労してから備中鍬を買い足しました。
実際に作業してみて不便を感じたときが、その道具を買うタイミングです。
まとめ|道具は少しずつ

家庭菜園の道具は、最初から完璧にそろえる必要はありません。
移植ゴテ・ジョウロ・軍手の3つがあれば、今日からでも始められます。
- 最初の道具は移植ゴテ・ジョウロ・軍手の3つ
- 移植ゴテはしっかりしたものを選ぶ
- 路地栽培はまず平鍬、固い土には備中鍬
- さつまいものプランターは深さ30cm以上
- 不便を感じたときが買い足すタイミング
道具に振り回されず、必要なものから少しずつそろえていくのが、家庭菜園を長く楽しむコツだと思っています。
道具がそろったら、まずは玉ねぎの植え付けから始めてみませんか。育て方は【2畳で60個】初心者でも玉ねぎ栽培を成功させるコツ5つにまとめています。広さや1年の流れから知りたい人は、【庭が狭くても大丈夫】小さな庭で始める家庭菜園入門をどうぞ。

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